還暦つれづれ草


しばしの独身生活も終わりに

独身生活も終わろうとしている。この２０日間、ずいぶんと真面目に生活してきたなと思っている。
いつもならばほぼ毎日、夕食のときには豆ビールを一本づつ飲むか、カミさんは豆ビールで私は日本
酒だったりしていた。それがこの間、ほとんど晩酌というものはしなかったのである。山に登った帰りに
温泉へ入って家に着くのが遅くなった時に、近所の寿司屋で生ビールを２杯飲んだことが一回あった
だけだ。山の上では缶ビールを一本飲んだことが２回あったが、私は最近一人で登るときはビールを
持って行かないようにしている。
この独身生活の間、外食も２回しかしていない。一回は上述した寿司屋だが、もう一回は値引の
クーポン券を使って、３００円ほどで天ぷらなどの付いたおろし蕎麦を食べた、その２回だけだ。　　　

今日は、カミさんが帰ったときにビールが無いと寂しいかなと思って、例の豆ビールを半ダースだけ
買ってきて冷蔵庫へ入れておいた。で、晩飯は湯豆腐にした。白菜の芯の部分が残っていたので、
それと長ネギを買ってきて豆腐と煮込んだ。タレは柚子ポンズにおろし大根とネギを刻んで入れた。
そして、山に持って行こうと一本だけ買ってあったカップ酒を熱燗にして飲んだのだ。　これが気楽な
独身生活の最後を飾ったという感じになった。こうしてみると、私はあまりアルコールは好きな方では
ないということなのだろう。

　 一人で生活していると、好きな音楽を大音量で聴けるし、テレビはどのチャンネルを見ようと自由だ。
何処へ行こうとも自由というのもいい。ときには一人で過ごす期間があってもいいなと思った次第で
ある。　カミさんだって三度三度の食事の用意から解放されて楽な気分になれるに違いないのだ。
まあ、その分食事内容が単調というかバラエティに欠けることにはなるのだが。

（’０７年 ３月 １５日）
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