福井の小さな山歩記


遠敷端の高

遠敷端の高(748.3m)は、前回登った「小栗」とは、上根来集落手間の中ノ畑から見て丁度反対側に位置
している。今回も山歩きベテランご夫婦と3人だ。今朝は遅い出発で渋滞にあったりして予定より1時間遅れの
10時に尾根に取り付くことになってしまった。 取り付き地点は一番緩やかな尾根を選んで、谷口地蔵尊の横に
車を置いて、伯父ケ谷が遠敷川に合流する処の橋を渡って右の杉林から尾根に取り付いた。


この杉林から尾根に取り付く  右は林道伯父ケ谷線起点  すぐ手前右に谷口地蔵尊があり車を置ける

始めは急だったが大きな岩を過ぎてからは自然林の何処でも歩ける尾根となる。でも割と勾配のある登りが
続き、やがて地面に雪がちらほら現れる様になり、464mの尾根の合流点を見上げると雪をまとって綺麗だ。
そこへ登ってみるとピークは薄く雪に覆われていたが、そこから目的地までは雪があったり無かったりだが、歩
くのには快適だった。


464mのピーク  左から尾根が上がってきて合流している


ナラの続く尾根

ずーっと登りが続いて樹間を通して周囲の山々が見えるようになる。 左側は凄い急な斜面となるが、その斜面
の木にリボンが上がって来ているのを見つけた。ひぇ〜っ こんな急斜面を登る人がいるとは驚きだ。上根来の集落
が見下ろせる。三波春男調の調子の良い歌声がそちらの方から流れてきた。日用品の移動販売車でも来たのだろ
うか。のどかである。そして、やっとのこと頂上に到着と喜んだら少し手前だったりして、2時間あまりで三角点のある
遠敷端の高に着いたのだ。

ししゃもを焼いたり暖かいおでんを頂いてゆっくりした。とても良い天気で風も無く静寂という感じだ。私の良い
写真も撮れました。


後ろに見えるのは百里ケ岳  おじいちゃんは元気ですよ 孫に見せてくださいよ

帰りはぐるっと廻って中ノ畑へ降りようかということを考えていたが、登り始めが遅かったし、歩こうという尾根
を眺めるに、だいぶ登り降りが多いみたいだし、降りてからお寺を2・3廻りたいと云うことで同じ尾根を引き返す
ことにした。登り始めの急な処辺りに来て、こんな処を登ったかなと思ったりした。登りと下りでは全然印象が違
うと云うか忘れてしまったと云うのか、下りは慎重にしなければと思ったのだ。


頂上だと勘違いした手前のピーク

 (’07年 3月 9日)
2万5千分の1地図 「遠敷」「古屋」 標高 748.3m
登り2時間強 下り2時間弱
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---- 参考までにGPSでの軌跡です ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。    (承認番号 平17総使、第657号) 」

この地図上の経緯度線は日本測地系にもとづいています。下図は2万5千分の1の縮尺ではありません。

 001地点付近は軌跡が乱れています。001地点は113mの標示の右横のはずでした。そこに谷口地蔵尊
があり、その横に車を置きました。 尾根の末端から取り付く。