還暦つれづれ草


寒茸ですき焼き

このところ山歩きの機会を逃して、やや運動不足となっている。 日曜日は天候が回復する気配なのだが
生憎と恒例の町内会総会と新年会があるので、出掛けられるのは月曜日くらいしかない。その後はまた天気
は崩れるみたいなのだ。それで、今日は小雨のぱらつく中、カミさんと健康の森へ散歩に出掛けた。

いつものコースを少し歩いてから、前からちょっと気になっていた薄い踏み跡へ入ってみた。踏み跡はすぐに
消えて谷筋の斜面を登ることになる。ほんの少しで登り切ってしまうのだが、そこでまた茸の沢山生えている樹
を発見したのだ。寒茸(ひらたけ)と判ったので、今日はカミさんが形の良いヤツを採取する。

 
これは携帯電話からの写メールで
 

そこから昨年の暮れに新しい散歩道を開拓した時に見つけた茸の処へ行ってみた。誰にも採られずに、少し
ばかり成長した感じでそこにあったのだ。またまたカミさんが収穫する。だいぶ採れて我が家だけでは食べき
れないくらいだ。それで尾根を途中で降りていったん車へ置きに行く。それからカミさんは、また「健康の森は
茸の森」のあの場所へ行くと言うのだ。まあ 私もその後どうなったか見たいということもあって行くことになる。

階段のすぐそばにあったものは無くなっていたようだったが、新たに見つかった物もあって、ここでも沢山の
収穫があった。カミさんも満足して家に戻った。たいして歩かなかったが2時間近くもうろついたのだった。途中
山の店から、カミさんが注文していた靴が入荷したとのメールが携帯に入ったので、寒茸を持って山の店に行
くことになった。そこで寒茸の料理方法を二三聞いて、今晩の食事は寒茸を使ったすき焼きに決まったのだ。

味はどうかと云うと、茸自体の味はあまり無いので、しみ込んだ煮汁の味に左右される。 すき焼きのボリュ
ームを増やす役割は果たしている。味噌汁にも入れてみた。天ぷらにしてもよいのだそうだ。椎茸と同じ様に
使えばよいらしい。 まあ味はいまいちと云う感じはするが、最近は栽培してスーパーの店頭にも並べられて
いるのだから、食べ方を工夫して美味しく食べられれば それにこしたことはない。何しろタダで楽しい茸採り
が出来るというのがいい。見つけた時は つい声を上げてしまうのだ。

(’07年 1月 13日)
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