還暦つれづれ草
薫製チーズその後
今迄にずいぶんとチーズを桜チップで燻して知り合いに配って廻った。概ね好評なのだ。どうやって作るのかと訊か
れて、得意になって簡単な作り方をお教えするのだが、作ってみたという話は聞かない。で、配って廻った薫製チーズ
が、あの開店前日の試食会に招かれた「もつや」の店長さんの口にも入ったのだ。 この「もつや」開店以来賑わって
いて、入店を断らざるをえない客も出て、4月19日にオープンしたのに、12月に早くも 2号店をオープンしたのである。
「もつ鍋試食会に招待される」で紹介した「もつや」1号店の店長さんは、チーズがお好きだそうで、私の手作り薫製
チーズを気に入ってくれた。そして、酒のつまみとして店に置いてみようということになったのである。趣味でやっている
ので 人に無料であげているうちはいいのだが、お店で使うとなるとどんなものかな?と、ちょっと迷ったのだが
試しに
ということで提供することになった。
はたして食べてくれる人がいるのか、取り敢えず棒チーズ1本分を納入した。お店で出すとなると、あまり格好の悪い
ものは出せないから、そういう物は我が家で食べることにして、一応は選んで持っていったのだ。聞いた話から想像する
と、納入したチーズは16皿分と云うか16人分位になるのではと思われる。1日1皿出るとして16日も掛かってしまう。
そうすると、家で食べている経験からすると、チーズの水分が抜けて、スライスしたときにぼろぼろになってしまうのでは
ないかと心配になる。出る量に応じて少しずつ納めるべきだったかなと思ったりするのだ。
納入して日にちが過ぎて行くと、売れているのか気がかりになる。もうだいぶ日にちが経つので、チーズはどんな状態に
なっているのだろう。新しく作った物と入れ替えなくてもいいのかな等と考える。こんな事を気にする様では、私はやはり
商売向きの性格ではないなあとつくづくと思うのである。
(’06年12月17日)
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