還暦つれづれ草


ボイラーは年末に故障する

昨夜、突然ボイラーの警報ランプが点灯して使えなくなった。説明書には、警報ランプは灯油が無くなったときか
ボイラー内に水が無くて空焚きになった場合に点灯するとしか書いてない。 そのどちらでもないので、はたと困って
しまう。以前にもあったので思い返してみて、これは灯油タンクの底に水が溜まって、灯油と共にボイラーへ供給さ
れたのではと思われる。

朝起きてすぐに灯油タンクの底から水か灯油か判らないが、液体を排出する。同時にボイラーまでの管の中にも
残留しているはずなので、ボイラーへの入口からも排出させた。 それでリセット・スイッチを押してボイラーは燃焼を
開始した。 しかし、ついたり消えたりと正常な燃焼とは思えない状態が続いた。 年末で業者も忙しいので、修理を
依頼するのなら早くしなければならない。決断が迫られる。お金も要るので。

何年か前、それも年末で 息子の友人がカナダから来るというときに、このボイラーが故障して大騒ぎをしたことが
あった。何しろその時は、暖房もこのボイラーからのお湯でやっていたので、一大事だったのである。部品が無い
とかだったが、事情を説明して、代替え品を探して貰い、応急的に修理して貰って事なきを得た。個人で営んでい
る修理屋さんだったので無理が利いたのだが、これがメーカーの営業所だったら難しかったかも知れない。

以前、このボイラーと同じメーカーの掃除機(家の外に固定して使う大型の物)が故障した。苦労して外して営業
所へ持って行った。で、予定日に取りに行ったら、窓口の愛想のない女が、もう部品が無いから直せないの一言
なのだ。この一大総合電器メーカーで、同じ様な部品が無いはずが無いのだが、コンポーネント単位で部品を交
換するという面倒なことはしないのである。お客が困ろうと意に介しないのだ。他の物を紹介するとか、何等かの
対処の仕方でも説明してくれたら少しは気分も納まったのだが。私はまた、その重い壊れた掃除機を持って家に
帰ったのだが、憤懣やるかたなかった。それ以来この掃除機はジャンクとなって縁の下にころがっている。
(この掃除機の話は、2002年にすでに載せてありました。ダブリます。)

ボイラーは、しばし不正常な燃焼を繰り返していたが、そのうちに正常な状態になった様だ。もう水分がボイラー
内へ入らなくなったのだと思われる。こんな事でボイラー屋さんを呼ばなくて良かった。しかし、このボイラーの寿
命は10年以内らしく、過去9年毎くらいで2回交換していて、もうその時期に来ている。また10万円近いお金が
必要となるのだ。

(’06年12月19日)
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