福井の小さな山歩記


カミさんと 蟹の目山 (石川県)

今日土曜日は晴れの予報なので、カミさんが何処かへ連れて行けと云う。近場で適当な処ということで蟹の目山
にした。689.0mと低いが展望の良い山だ。昨年の2月、雪を踏んで小谷尾根を往復したが、夏道は知らないの
で、今回大平尾根コースを登り、小谷尾根シャクナゲコースを下ることにした。

登山口には舗装された駐車場が造られていた。道路工事の車を含めて5台程停まっていた。2kmの林道を歩い
て大平尾根登山口。沢を渉って杉林の中の急登を登る。杉林を登り切ると池平とある明るい尾根に載る。そこから
は自然のままという感じで、落ち葉を踏んでるんるん気分だ。早速左右をキョロキョロとナメ茸でもないかと見回し
ながらの歩きとなって、急に減速してしまう。


大平尾根は歩きやすい整備された道です

加賀平野から海が見渡せるようになってもなめ茸は全く見当たらない。白っぽい小さい茸が枯れ木にびっしりと
張り付いているのが何本もあるのだがナメ茸はない。そのうちにちょっと急登を登ったら、そこに一掴みのなめ茸
を見つけたのだ。うぉーっとばかりに大休止として斜面に踏み込んで、僅かだが少しぬめりが消えかけたなめ茸
を収穫することが出来た。


やっと見つけた一掴みのなめ茸

それ以後はもうなめ茸は見つからなかったが、気持の良い尾根をゆっくりと登った。後ろから女性の明るい声が
近づいて来る頃山頂に着いた。銀色に輝く白山が目に飛び込んで来る。先客が数人居て、すぐに4・5人が到着
少し先にある展望台と呼ばれるところへ行って休む人もいる。我々は座っても白山が見える処へ陣取って 久振り
にラーメンをつくり、先程収穫したなめ茸を入れて煮込んだ。薫製のチーズと濃いめの味のラーメンでビールを飲
んだ。果物も食べたしコーヒーも飲んでフルコースという感じだった。


座ってこの景色を見ながら食事をした (少しズームアップしてあります)

昼寝も出来るほど風もなくほんわかとして一時間位頂上で過ごして下山とした。始めから急坂で、こんな処を雪の
 時によくも一人で登ったものだなと思った。まあ一人だからいくらでも休憩することが出来たからだとは思うのだが。
晴天に枯れ葉を踏んで紅葉を見ながら登るにはとてもよいシニア向きの山だ。 今日はカミさんも満足したようだ。
土曜日ということもあってか山中温泉の浴場は駐車場が満員なので、丸岡のたけくらべ温泉へ入って帰った。

(’06年11月25日)
2万5千分の1地図 「山中」 標高 689.0m 登り 2時間15分 下り 1時間40分 往復約 8km
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山頂から加賀平野と日本海


最近はまずまず元気です