福井の小さな山歩記


カミさんと 白尾山 (岐阜県)

白尾山(1612.5m)は、2万5千分の1地図「那留」の一番上の右側で判りやすい。登山口も白尾スキー場
なので、白鳥の市街から近くて判りやすい。このところ高速代とガソリン代が掛かりすぎて、今日は高速を使わ
ずに近場で行こうと選んだのが白尾山だ。近場と云っても県外なので、家から2時間ちょっとかかった。

今日は九頭竜紅葉祭りだが、今年はちょっと紅葉は遅れているようだ。その九頭竜峡を抜けて白鳥へ向かう。
白鳥ICのゲートの前でUターンして側道を降りると信号の交差点で白尾スキー場への矢印、少し行くと左側に
道の駅があり、そこから右へ県道へ入る。県道をどんどんと行けば白尾スキー場の案内がある。


この前に車を置く所がある。 このゲレンデを登って行く。

登山口の前には車を置ける。 まずスキー場のゲレンデを1時間以上歩くことになる。これがなかなかきつい。
登山口の標高は746mとあり、リフトの終点は1245mだ。 でも天気が良くて紅葉も綺麗な部分もあり、後ろを
振り返りながらリフト終点へ。これから登る白尾山も、白山なども見える。リフトの降り場の上で30分以上も休ん
でしまった。 何しろ22万分の1の道路地図を、南北を逆に見ていて、あの山はなんだかんだと云っていたのだ
から時間もくうはずなのだ。


写真上:リフト終点から見る白尾山      写真下:標高1315mの少し上 国有林の看板あり


そこから本当の登山道に入ると、これがまた素敵な道なのだ。すぐにブナやミズナラの快適な尾根歩きで、20
分ばかりは平坦に近い。やがて登りになり1315m地点を越えて少しの処に「ここはカワズ洞国有林」の看板が
ある。背の高さを超す笹を切り開いた広く歩きやすい道が続く。時々頂上が見えるのだが、こういう場合は気分
的には、まだかまだかという感じになる。ロープのある短い急登を登って頂上かと思ったら、まだ先に山頂が見
えていると云う具合だ。


写真上:山頂 左は鷲ケ岳へ続く尾根            写真下:山頂から白山連峰を望


でも、リフトから1時間20分程で山頂に着いた。三角点の横に立派な方位盤があり、白山連峰や御岳山などの
山々を確認する。山頂は広く切り開かれていて気持がいい。しばし山々を眺めてから最近定番のうどんを煮る。
こんなに歩きやすい登山道があり、頂上からの展望も良い山なのに、好天の土曜日、我々二人だけの静かな山
歩きだった。この山は危ない所もないしシニア向きと云えるかも知れない。雪の時は、リフトで上がって雪の尾根
歩きも楽しめそうだ。


快適な尾根道

下りは隣の山々の色づき始めた紅葉を眺めながらゆっくりと降りた。ゲレンデの下りは膝の上外側の筋肉に少し
負担が掛かったようだった。この日、カミさんは先日購入した熊除けのベルを初めてぶら下げたのだが、澄んだ
音色で余韻が長く「巡礼に御報謝・・・・・(ち〜〜ん)」という感じがしたのだ。

(’06年10月28日)
2万5千分の1地図 「那留」 標高 1612.5m 登り 2時間30分 下り 1時間50分 往復約 9.7km
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やっと山頂 いいところみたいな気がしてくる


白山連峰をバックに


この黄葉の尾根を下る

---- 参考までにGPSでの軌跡です ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。    (承認番号 平17総使、第657号) 」


この地図上の経緯度線は日本測地系にもとづいています。下図は2万5千分の1の縮尺ではありません。
等高線をハッキリ表示させるために拡大してあります。
001地点 ゲレンデ登山口(標高約746m) 002地点 リフト終点(標高1245m) 003地点 「カワズ洞国有林」の
看板があるところ。004地点 山頂   デイリー白鳥スノーリゾートスキー場は「しろおスキー場」のことです。