福井の小さな山歩記


大白木山 (岐阜県)

大白木山(1234.5m)は、旧根尾村で福井県境から直線で8km位しかないが、行くとなると遠い。
2万5千分の1地図「下大須」で左から4.5cm、下から16cm程に位置している。私の持っている地図
 は 平成11年7月発行のもので、この山を越える送電線の記載が無いが、送電線の巡視路を登る山だ。


折越峠の石仏

今回は国道481号線から上大須へ向かい、越田土から林道を上がり折越峠へ。この道は、昔 大河原,
猫峠、越波、折越峠、大須を通る古街道だったとか。折越峠には石仏が鎮座していて、現在では登山者
  の安全を見守っている様だ。この辺り熊が多いらしい。登山口はその向かい側の少し先、見える処にある。
10時出発。


登り口

登山口はよく見ないと、エッここかあと云う感じがする。すぐに細い尾根に上がって816m地点を越えると
あとは一気に急登を根上ヒノキまで登る。途中振り返ると能郷白山らしい山が望まれる。根上ヒノキまで
50分、根元に座って休憩。


根上ヒノキ

そこから短いが平坦な道があり、少し登って送電線の鉄塔へ。すぐ右へ下るのだが、ちょっと見るとすごく
下って登り返すような感じだ。 その下りは笹がうるさい。 割と平坦な道を行くと次ぎの鉄塔の横へ出る。

1123mのピークへは登らず、尾根の横を直線的に緩く登って三番目の鉄塔へ。そこからは真っ直ぐ上に
ほとんど階段で登ることになる。 送電線の巡視路なので、この様なルートになるのだろう。尾根に出ると
頂上まで緩い登りなのだが 笹藪を掻き分けながらとなって これがなかなかいやらしい。12時5分山頂の
二等三角点へ出る。大きな反射板があるので 広く開かれていて綺麗な芝生があったりする。


山頂の二等三角点

  反射板の下で 魚ソーセージで豆ビールを飲み、カップ麺(天ぷらそば)を食べる。カップ麺はいまいちだった。
時々小さい雲で陽射しが遮られるが山頂は心地よい気温だ。しかし、霞んでいて展望は近い周辺のみで
私が判るのは冠山くらいだ。


山頂からの眺め

今日は登山口まで時間が掛かった。今日は一人なので もっと早く着いたら、なだらかな尾根を先へ進んで
みたかったが、薮がひどそうだし帰りにまた長時間車を運転しなければならないので、それは諦めることに
 して下山する。下りは1時間半掛かった。 巡視路が出来たばかりの頃は,もっと快適に歩けたと思われる。

(’06年10月17日)
2万5千分の1地図 「下大須」 標高1234.5m 往復約6km 登り2時間 下り1時間半 累積標高差567m

HOMEPAGEへ            福井の小さな山歩記の目次へ


三角点横の反射板


下山時 ほんわかとして暖かい感じがいいです

---- 参考までにGPSでの軌跡です ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。    (承認番号 平17総使、第657号) 」


この地図上の経緯度線は日本測地系にもとづいています。下図は2万5千分の1の縮尺ではありません。
001地点 折越峠 駐車可 0の下の軌跡は余計なヒゲです。 002地点根上ヒノキ 送電線の鉄塔がある
場所は、軌跡が角張っている処です。3カ所が直線上にあります。