福井の小さな山歩記


カミさんとゆく 小佐波御前山 (富山県)

能登から近い処ということでこの山になった。中部北陸自然歩道を歩くので、道には問題はないしシニア
向きというか小学校の遠足向きかも知れない。 いろいろなコースが選べるが、今回は猿倉スキー場の
展望レストラン前の駐車場から猿倉山、御前山、獅子ケ鼻、小佐波御前山とすべて自然歩道を歩くコース
となった。


猿倉山への階段から展望レストランの駐車場を見下ろす ずっと右側に富山平野が広がる

この展望レストランの周囲から見下ろす景色がいい。 来る途中の芝生広場も綺麗だったし、バーベキュウ
の施設もある。市街地の近くの国道41号線沿いにこんな良い場所があるなんて、富山の人は幸せだ等と
カミさんと下界を眺めながら話し合ったのだ。雪山歩きも楽しめそうだ。

階段を登ると史跡 猿倉城跡の猿倉山頂上へ。風の城という風力発電装置のある変わった建物がある。
そこを下って御前山の遊歩道に入る。 一汗かいて御前山の広い公園跡地に着く。ここも下界の見晴らし
がいい。ここで立派なヒゲの姿勢のいい年輩の方が追いついて来られた。


獅子ケ鼻岩 怖いのでこの位しか写せない 

そこから少し舗装道路を歩いて、今度は小佐波御前山への遊歩道に入る。すぐに獅子ケ鼻の岩の方へ
入る道があり、我々は初めてなのでそちらへ向かう。岩の上に立つとおっかないのですぐに引き返した。
その間に先程のヒゲの人は先に行ってしまった。もう一カ所岩の上に出る処があり、そこも行ってみたが
ふらついたりしたら危ないとすぐに引き返す。そして、もう少しかなと思って歩いていたら、前の方から鈴
の音がしてヒゲのおんさんが降りて来た。早いですねと云うと、あと急な処が二カ所あるだけですよとの
ことだった。昼までに下山するのだろう。


山頂の三角点

我々も11時になる前に祠と三角点のある頂上に着く。 ここには何も標識がない。 さらに少し進むと広い
頂上広場に出た。大きな案内板や少し傾いたベンチがある。見晴らしは良いのだが、今日はうっすらと
もやっている感じだ。朝が早かったのでここでゆっくりと昼食にする。


小佐波御前山の山頂広場 左側に展望が広がっている

ビールを飲みながらコンビニのとろろ蕎麦とおろし蕎麦を食べる。背中に陽が当たって気持よく、蕎麦も
ことのほか美味しい。もう虫も寄ってこないようだ。今日は水曜日なので登る人も少ないのか誰もやって
来る気配はなかった。

登りはゆっくりで2時間半、下りは1時間半というところだった。大きなニホンカモシカと出会う。車の近くへ
戻ってくると何やら騒々しい。展望レストランの屋根の上のスピーカーから大音量でラジオかテレビの音声
が流されているのだ。何故いまどきという感じがする。皆さんこういう処では静かに過ごしたいと思っている
のだろうに。

(’06年9月20日)
2万5千分の1地図 「八尾」「千垣」 標高754.2m 往復約10km
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この茸は何でしょう?フラッシュで白っぽくなりましたが白ではありません。