還暦つれづれ草


孫に会いに韓国旅(9月4日)

今日は小さい孫抜きで、息子と我々の3人で廻るので王宮や賑やかな商店街や有名な川筋の散歩道等々ソウル
中心部を効率的に歩く計画です。それぞれの細かい説明はやめて、観た所を羅列するに留めます。

最初はソウル一の規模を誇る景福宮(キョンボックン)。1395年に建てられた李王朝最初の王宮だそうです。
ちょうど 「朝鮮時代の宮城門開閉及び守門将交代儀式」 が始まるところで、格調高い伝統文化に接することが出
来た。


これは門を守る将兵の交代儀式だと思われます

敷地内に国立民族博物館があり、テレビドラマ「大長吟(デジャングム)」が思い出されて興味深い所でした。

昼になったので食事もしたいので、賑やかな仁寺洞(インサドン)の通りに向かう。骨董店や伝統茶店,古書店,土産
物店が並んでいて一歩裏通りに入ると韓定食街だ。びっしりと食事処がひしめいて並んでいる。その中のガイドブックに
ヘルシー料理とあった智異山(チリサン)へ入った。豆腐やおからを使った料理が美味しい。韓国の田舎料理らしいが
 2日に食べた家庭料理の店や3日の風呂屋の食堂の料理と味は異なるが、出てくる物は似たりよったりというところだ。
韓国の瓶ビールにありつけたが、なにやら軽い感じだった。 息子の嫁さんも昼食時だけ合流して一緒に食べた。


韓定食街のチリサン

食事の後インサドンの通りをぶらついて、土産店でお土産を買ったりした。だいぶぶらついたのでお茶にしようと云うこと
ことになり、ちょっと横道に入る。これもガイドブックに載っていたのだが、耕仁美術館というのがあって、その敷地内に
古い家構えの傳統茶院(チョントンダウォン)と云う喫茶店がある。 なかなか雰囲気の良い処だったが、韓国の感覚
からするととても高いコーヒーで、日本人の観光客しか来ないのではと思ったりする。メニューにお汁粉というのがあった
ので注文したら無いとのこと、注意書きでもしておけばいいのにと思った。


静かな傳統茶院

次ぎは宗廟(チョンミョ)だ。朝鮮王朝が歴代国王と王妃及び死後称号を贈られた王と王妃の位牌を祀り、祭祀を
執り行った場所だそうです。 世界文化遺産です。ここは樹木が多く静かな処で、65才以上は入場無料だし老人が
散歩等でゆっくりと過ごされている姿が目立ちました。宗廟の門の近くに市民公園というのがあって、老人で溢れか
えっている様子だ。


宗廟の正殿  あまりに幅が長いので2枚の写真を張り合わせたためぼやけています

地続きで昌慶宮(チャンギョングン)へ入ります。入場料は片方で払えばOKです。最初は1418年に朝鮮第4代
の王 世宗が、父・朝鮮第3代王 大宗のために建てた寿康宮だったが、その後規模を広げていき昌慶宮と改称した
とある。


昌慶宮の明政門、奧に見えるのは正殿に当たる明政殿

今日の最後は、皆さんよく歩くらしい清渓川の川縁を歩こうとそちらの方へ向かったら、川の周辺は蛍光器具の問屋街
のようで、華やかに店先が輝いていた。一歩横道へ入ると,オーディオやらカメラやら各種電気製品などの問屋か中古品
の店か判らないが、無数と云う程の店が密集してあるのだ。秋葉原の電気街をしのぐ凄さに思えた。
川縁のすぐ側で外人さんが旨そうに生ビールを飲んでいるのに出くわしてしまった。ちょっと心が揺れたのだが我慢して
近くのロッテデパートで、酒のつまみになる物を買って帰ることになった。鮭、カレイ、ムツ、いしもち等の焼き魚を買った
が、いずれも一つが大きくて高い物だった。でも、日本の缶ビールで美味しく頂いたのである。


清渓川 以前見た写真では、川縁の雑草が全く無かった様な気がする

今日一日は全くよく歩いた。しまいには右腰辺りが小走りに歩くと痛むようになった。少し欲張りすぎたかも知れない。

(’06年9月8日)
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