還暦つれづれ草
孫に会いに韓国旅(9月2日)
朝、構内を散歩して色々な建物の説明をして貰った。樹木が沢山あって後ろは佛岩山(520m)という岩山
で、なかなかいい処だ。宿舎から100mか150mのところから登山道が始まっている。岩山が綺麗に見える。
白と黒の烏くらいの鳥が目につく。カササギだという。鳴き声はぱっとしない。能登にいると朝ウグイスの声で
目が覚めたが、ここではカササギのシャカシャカという変な声で起こされるのだ。烏も雀も全く見られず、カサ
サギだけしかいないみたいだ。 朝の散歩を楽しむ人達もいる。 戻ったら孫達も起きていて我々の帰るのを
待っていた。
昼前にもう一度カミさんと散歩をする。緩い登山道を10分も登ると池に出る。それをぐるっと廻るだけで良い
散歩道になるみたいだ。 今日は土曜日のせいか沢山の人がザックを背負って登ったり降りたりしていた。
その辺を散歩して思うのは、山に下草が少なくて笹薮というものが無いようだった。
中心部にある教会と裏山の佛岩山(520m)
今日の夕食は、息子家族がお世話になっているキム先生(牧師)夫妻が御馳走してくれることになっている。
はてさて、どんな処でどんな料理が食べられるのかと、韓国での初めての食事処での食事に期待が膨らむ。
案内されたのは住宅街の中の細い道を入った所で、なんでも家庭料理を食べさせてくれるところだという。
部屋に上がるなり蚊に襲われた。蝿もいる。 窓は金網だが天井の上の方は開けっぴろげなのだ。
テッシュ
ペーパーの代わりだろうトイレで使うロールペーパーが置かれていた。すぐに小さいお皿が沢山運ばれて目の
前に並べられていく。それぞれにいろいろな料理が少しずつ盛られている。赤い唐辛子の入ったものが多か
ったが、特別辛いというものではなかった。カミさんがあれも美味しいこれも美味しいと食べていた。アルコー
ルが出ないので、すぐご飯なのがちょっと拍子抜けした感じだ。
写真を撮ったあと 更にお皿が増えました 一人前千円くらいだそうです。
注文すれば勿論韓国のお酒があると思うのだが、招待されて御馳走になっているのだからあまり贅沢も言え
ない。 それで先生にアルコールは原則的に飲んではいけないことになっているのですか?と質問してみた。
そうしたら原則的ではなく絶対駄目なのだという。そういえば今日の料理には魚はあったが肉が入ってなかっ
た。 なんでも先生の奥さんは完全な菜食主義なのだそうだ。大根と鯖の様な魚を煮た皿があったが、大根だ
けを食べられていたふうだった。韓国と云えば焼き肉というイメージが強いのだが。
アルコールが無いから食事も早く終わる。ここは終わってもお茶みたいな物も出てこない。それに楊枝が無い
のである。韓国の人は歯にものが挟まらないのか。 それはここだけのことではなかったのだ。
食事が早く終
わったので、カミさんと息子の嫁さんはタクシーで市場に買いだしに出掛けた。韓国のタクシーは安い。
(’06年9月7日)
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息子家族が住んでいる宿舎 建物の間取り等は日本とだいぶ違います 暖房はオンドルです。
宿舎のすぐ前から始まる佛岩山登山道