還暦つれづれ草


チーズの薫製

朝、新聞を取りに玄関のドアを開けると、そこに取り立ての大きなトマトや茄子、ピーマン、キュウリ等が
大きなビニールの袋に入れられてどっさりと置かれていたのだ。 カミさんは大喜びだが誰が持ってきたの
か判らない。 そこで先日、堀り立のジャガイモを沢山持ってきてくれたおんさんに電話してみた。 ところが
自分ではないというのだ。

そうなるとあの、この前の朝もぎたての何とかと云う特別なキュウリを持ってきてくれた人だ。この人は筍
の季節に、朝、掘り立ての筍を沢山持ってきてくれたりもしている。この人は土造りからしてきたという念
の入った野菜作りをしている。近所の寿司屋でいろいろと話を聞かされて、野菜を貰ったのがきっかけで
こちらも貰うばかりではということで、私の薫製したチーズをあげたのだ。

ジャガイモの人も、以前からいろいろと貰っていたので、先日薫製のチーズをあげた。こちらからあげられ
る物と云えば、薫製のチーズかワカメ時の板ワカメくらいしかない。 またこの前は、カミさんのゴルフ友達
のおばさんから、キュウリのお化けみたいな大きいズッキーニという物を貰った。 何しろカミさんも初めて
見る物だし料理するのも初めてだ。 でもウリの親戚みたいなものだから、トマトなどと一緒に炒めて、そこ
そこ美味しく頂いた。

このおばさんにはチーズをあげたか憶えがないのだが、時々新鮮なキュウリやトマトを頂いている。我が家
でもビールやコーヒーのつまみにこの薫製のチーズがないと寂しい。それやこれやで、昨日は今までに一番
沢山のチーズを薫製にした。もう慣れたものになってきたのだが、あげるところが次第に増えてきて、これか
らも次々と薫製のチーズを作り続けなければならないみたいだ。

(’06年7月20日)


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