還暦つれづれ草
山の道具は値段がいい
最近はガソリンも値上がりして、遠出が多くなったので高速代と合わせるとなかなかの
金額になる。遠出といっても福井、石川、富山と、その県境周辺なのですがね。
途中で引き返した安蔵山の登りで、気が付いたらストックの三段目が抜け落ちて無くな
っていた。 ひどい登りで、そんなものは探せない。結局、三段目だけを購入することにな
った。 これが思ったより高価なものなのだ。三段目だから3分の1くらいの値段かなと思っ
たのだが、一本の半額近い値段だった。 私のストックはキズだらけで、柄の内側のゴム
の部分などは、タラの木の高いところの枝を引っ掛けて手繰り寄せたりするのでぼろぼろ
になっている。でも、買い換えるのはもったいない。
それから数日後、カミさんと富山の鹿熊峠の入り口で、歩き出そうとしたらカミさんのスト
ックが見当たらないのだ。そんなバカなと、車の中を探したが見当たらない。前回の山は
湖北の天吉寺山だが、山から降りてきたら、普通、ストックは真っ先に車に放り込むので
まずはその辺に置き忘れることはないのだ。家へ戻ってもやはり不明だった。
家の前で車に鍵を掛けずに置いて、目を離したすきに誰かに持っていかれたという可能
性もある。カミさんのストックは、割と新しくて、私の物とは大違いだったからだ。車庫に鍵
を掛けずに車を置いたこともあるかも知れない。先日、朝の4時半頃、車庫の中でがた
ごとと音がした様なので外へ出て見たら、自転車に乗った女の人が急いで去って行き、
すぐ先の角を曲がって消えたのだ。これだけでは何とも言えないが、それからは車の鍵を
確実に掛けるよう気をつけている。
そんな訳で先日丈競山へ登った帰りに山の店に寄って、カミさんのストックを購入したの
だ。適当な木の棒でもいいような気もするのだが。
(’06年7月3日)
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