福井の小さな山歩記


カミさんと丈競山・浄法寺山

今日は比良山系の山を歩く予定で準備をしていたのだが、朝 新聞の天気予報を見たら、そちらの方は
 午前中から傘のマークとなっている。 それで急遽福井の山に変更。頂上に小屋のある南丈競山にした。
いつも高速で金沢方面へ向かうときに山頂の小屋が目視できて、一度 カミさんを連れて行かなければ
と考えていたので丁度良い機会となった。 福井地方は日中は雨は降らない予報だ。

龍ケ鼻ダムの橋を渡り、じょんころ広場の登山口から登り始めたのは、7時20分と予定変更のために
早い時間となった。 ここから登るのは初めてだが、駐車場が広いし、なかなか良いところだ。

急な斜面をジグザグに登って、元々の登山口からの道へ出るまでにだいぶ時間が掛かった。途端に歩
き易い道になり、のんびりと歩けるようになる。カミさんが道端に目を光らせているが、もう山菜は無いら
しい。 最初のうち、これはササユリの葉っぱだとか言っていたが、その内にぽつんと白い花が現れた。





そうこうする内に、またある、またまたと云うことになり、かすかな香りも感じられる。それが、うまいこと
間隔を空けて道の両側に咲いているのだ。 これは誰かが間隔を空けて植えたのではないかとカミさん
が言い出す程うまいこと間隔を空けて咲いているのだ。 白や薄いピンクのもの 清楚と云うか けなげな
咲いていると云うのか、急登も気を紛らわせてくれるので、楽に登れたという感じだった。 もっとも今日
は陽射しが無くて、暑くも寒くもないという歩くにはとても気持の良い日和だったのだ。


初めて展望が開けて休憩 これから登る北丈競山と南丈競山

初めて展望が広がる処へ出て休憩とした。目の前に北と南の丈競山、そして少し霞んで山肌に雪を残
した白山も見える。’99年の9月、脳梗塞で倒れてから7ヶ月後のことだ。一人で丈競山へ登った。暑
 かったこともあったが、この北丈競山の登りでばててしまった。それでも休み休み南丈競山まで登った。
それから雪の時にも一度登ったが、今日はいずれの時よりも気分良く歩けているなと思った。

南丈競山の小屋に着いたのは、登り始めて3時間後の10時20分頃だった。カミさんは初めてなので
小屋の中を見学する。カミさんも今日はとても良い道を歩けたし、ササユリの花を見れたし、なにしろとて
も気持の良い日和で満足出来た様子だ。それでついでに浄法寺山まで行ってみることにする。


南丈競山の山頂

30分程掛かったが、以前歩いた時と較べ、とても歩きやすい素敵な尾根歩きが出来ることに驚いて
しまった。頂上では中年のおんさんが二人、ちょうどカップラーメンを食べるところだった。我々もそこで
 冷たいビールを飲んで、お決まりのとろろ蕎麦を食べた。帰り際に我々二人の写真を撮って貰ったのだ。


浄法寺山の山頂から南丈競山を望む

帰りに南丈競山を通過したのは12時少し前だったが、5・6人の方が登られて来た。北丈競山では3人
の方が食事をされていた。 歳を聞いてみたい様なおばさんがいらっしゃった。地元の方なのだろうか。
我々は順調に下って、じょんころ広場には降りず、そのまま元々の登山口へ降りた。浄法寺山までの道
は、手入れのされたほんとに歩きやすい道だった。

(’06年6月25日)
2万5千分の1地図 「丸岡」「龍谷」
北丈競山 964.3m、 南丈競山 1045m、 浄法寺山 1052.8m
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上:鈴なりの花これは何の木か?      下:浄法寺山の山頂の展望台にて