還暦つれづれ草
梅酒をつくる
そろそろ梅も沢山出回ってきたので梅酒を仕込むことにした。梅酒を作るのは、いつも私の役目だったが
ここ数年間は作っていない。 だから、カミさんが夏の夜など、氷を入れた梅酒の水割りをちびちびと飲む
のは、だいぶ年数の経ったものなのだ。
漬けるビンが一個要るので、仕込んだままで何年もそのままになっていた赤みを帯びた梅酒を別の容器
に移した。それは杏と梅を混ぜて作ったもので、少し変わった味となっていたが、それはそれで美味しい。
味見をしたり漬かっていた梅を食べたりしたので、お腹が少し熱くなった感じだ。
梅は洗って小さなへたなどを取り除いて水を切っておく。さらにキッチンペーパーなどで水分を取ってから
凍り砂糖とホワイトリカーで漬け込んだ。何故かよく判らないのだが、漬け込んだ梅が、シワシワで堅くな
る場合と、お酒を含んで軟らかい状態で食べられる場合とがある。今回味見をしたものは数年前に仕込
んだやつで、梅が軟らかくなっていた。それで、梅の種を取り除いてから、更に砂糖を加えてビン詰めに
した。梅のジャムみたいのが出来ると思われる。
その取りだした種を片っ端からしゃぶったので、さらにアルコールが体内に入った感じで、昼飯を食べたら
急に眠くなってしまって、横になって2時間ほど心地よく眠ってしまったのだった。どうも生活に緊張感が足
りない様な気がするのである。
(’06年6月16日)
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