福井の小さな山歩記
カミさんと取立山
今日は好天の予報だったので、カミさんが何処かへ行こうとぶつぶつと云う。 私としては近場ではすぐに
行こうというところは無いのだが、取立山で水芭蕉が見られるらしいので、近いし朝ゆっくりと出掛けられる
しと、取立山(1307.2m)に登ることに決めた。
朝8時少し前に家を出たら、朝の通勤ラッシュで車は混んでいた。もう何年も忘れていたことだ。もう少し早
く出るべきだったのだ。でもコンビニに寄って、取立山の登山口の駐車場に着いたのは9時半少し前だった。
今日は木曜日だというのに、もう20台ばかり車が停まっていて、何人もの人達が準備をしていた。 さらに
我々が歩き出そうとしたら、団体さんがバスでやって来たのだ。結局、我々みたいにヒマな人が多いと云う
ことだろう。
取立山の山頂にて
ほとんどの人は大滝コースから登るらしい。我々は直接取立山へ向かう。 カミさんは目ざとくコシアブラを
見つけては摘んでいた。 頂上に着くと、見慣れた白山や別山がくっきりと望まれた。 360度くっきりだ。
我々の前後は2〜3人で、頂上から避難小屋に下る辺りで、反対方向から次々と来る人に出会う。
すぐに
水芭蕉の群生地へ着いてしまうのだが、水芭蕉はいまいちと云う感じだった。
小さいのだ。 来る途中、車
から一瞬目に入った、いこいの森の池の水芭蕉のほうが形が揃っていたような気がした。
上の写真:奧の方はこんな状態 下の写真:被写体を探すのに苦労する
こつぶり山(1264m)の頂上でビールを飲もうとやってきたら、なんとざっと数えて36・7人位の人達が休
んでいたのだ。最近山の上でウイークデイに、こんなに沢山の人を見たことがない。我々もその中に混じっ
て例によってコンビニのとろろ蕎麦でビールを飲んだ。白山を目の前にしての食事は贅沢な気分だ。25・6
年前、子供を連れてここへ来たことを想い出していたが、私の記憶のほうが薄れているようだ。 その時は
谷峠の近くから登った。こつぶり山も満員で、水芭蕉の周りも満員だったことだけが記憶に残っている。
こつぶり山にて
時間を気にせずにゆっくりと大滝コースを降りた。駐車場のすぐ上まで来たとき、カミさんが摘み頃のコシア
ブラの木を見つけた。尾張小牧ナンバーの車のオヤジさんが、それに気が付いて、コシアブラですか?まだ
ありますか?とやってきた。遠くから来たのだから、少しくらい手みやげがなくてはね。 晩飯の1回分の天
ぷらに十分の収穫はあったみたいだ。
(’06年5月25日)
2万5千分の1地図 「北谷」
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大滝