福井の小さな山歩記


高倉山

高倉山と名の付く山は沢山あるが、この高倉山(922.2m)は白山市にあり、2万5千分の1地図「市原」
で、白山瀬女高原スキー場という縦長の字から上を見てゆくとある。白山中宮温泉スキー場の左斜め上だ。
積雪期には白山が綺麗に見えるというので登ってみることにした。無雪期では樹木が邪魔して駄目らしい。
それに林道が標高700m地点の尾根まで登ってきていて登山道とぶつかるとあっては、尾根を登る意欲を
削がれると云うものだ。


市原集落の奧の八幡神社 登山口は車の横の階段から斜めに上った処、写真の左端辺りから始まる。

国道157号線から市原の集落に入り、集落の奧の八幡神社の駐車場に車を停めさせて貰った。登り口は
神社の左側にある。 登り口を枝が邪魔していて、まず掴まった枝がポキンと折れてしまい1mばかり下へ
ひっくり返った。そのためと思うが、歩き出しのGPSの軌跡がグチャグチャになってしまい削除したので、歩
き始めの軌跡が欠けている。

しばらく登ると道が雪になる。ちょうど左に送電線の鉄塔が見える頃だった。尾根までは雪があっても道だと
判る状態だった。 そこからもずっとツボ足で進む。 このところ風邪ぎみで、昨日まで微熱があったりしたから
無理をしないようにゆっくりと歩く。元気なおばさん方がいたら、いらいらして一緒には歩けないだろうと思う。

上に行く程雪があると思ったら、一番心配した痩せ尾根だけが全く雪が無かった。これで下りも安心だ。2回
ばかり大休止をして水分や大福餅でエネルギーを補給した。ぼちぼちと歩いて行くと樹木の少ない広い所に
出た。 そこが林道が登って来ている処だった。 陽射しで雪がグサグサになってきたので、そこでカンジキを
装着した。最後は少し急登を登り切ると高倉山の山頂部分に載る。


急登を登り切ると広い山頂部

何処が本当の山頂か判らなかったのでGPSで確かめた。ちょっぴり先の尾根上の凸状の処だったが、その
手前の広い部分全体が山頂というのだろう。 白山が白く光って綺麗に見えた。 背景が今日は青空ではない
のが残念だったが、肉眼では素晴らしい白山だ。安いカメラでは致し方ない。

 私は休憩が多く、登りに3時間強、下りは1時間45分掛かったが、普通 夏場は2時間位で登れるそうである。


高倉山からの白山の眺望


この尖りの下辺りに三角点があるはず。


 「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。  (承認番号 平17総使、第657号) 」


カシミール3Dにより作成。上図の経緯度線は日本測地系で表示されています。
2万5千分の1地図「市原」、001地点付近一部軌跡が欠落しています。005地点に林道が上がってきている。

(’06年4月17日)
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