還暦つれづれ草


実家からお赤飯

今晩の食事には赤飯が食べられることになった。 カミさんの実家の辺りでは、この時期毎年お祭りが
行われ、カミさんの実家では必ずお赤飯を作って、昆布巻きと共に親戚に配られるのだ。有り難いこと
である。カミさんも私も赤飯は大好きだし、昆布巻きもいつも美味しく作られていて、我が家では手作り
で昆布巻きなどを作ることなどあり得ないから、いつも楽しみにしている。

こんな美味しい赤飯などを、うちは食べないからと断る親戚もあるのだという。その家は大人4人と子供
が1人いるのに、みんなが赤飯を嫌いだということがあるのだろうか。多分親のどちらかが嫌いだという
ことなのだろう。 折角だからと喜んで貰っておけば良いのにと思う。食べないのなら我が家から近いの
でこちらから貰いに行くのにと思う。まあ、無理にそうしろとは言いませんけどね。

お正月にはカミさんの実家へ顔を出すが、いつも手作りのおせちと、海辺の街なので新鮮なお刺身を
食べさせてくれるので、これもまた楽しみなのだ。お酒が入ると実家の嫁さんも、大きな声で話が弾む。
うちのカミさんもそうだが、こちらの方々は皆さん声が大きい。海辺では大きな声でないと届かないから
だそうだ。
このお正月のひとときが、お正月の雰囲気を味わえる大切なひとときだと感じている。 東京育ちだが
 自分の家というものが無かったし、待っていてくれる人もいないので、実家に帰るという経験が無かった。
そんな訳で福井のカミさんの実家では、いろいろと貴重な体験をさせて貰った。 こういう故郷と呼べる田
舎の方にあるから、ここで育った人にとっては懐かしさもあって、たまらなくいいのだろう。

(’06年4月2日)

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