還暦つれづれ草


カーテン

もういい加減に取り替えなくてはと思いつつ何年も過ぎてしまった。今回息子家族が海外に赴任する前の
数日を我が家で過ごすので、あちこち片づけたり掃除をしたりしていた。そこでまた、カーテンをどうするか
と云うことになる。孫がこのカーテンを引っ張ったりしたらバラバラになりそうだ。何しろこの家を建ててこの
かた26年位になるが、最初のままなのだ。我ながら驚異的なことだと思ってしまう。

出来合のカーテンで間に合う窓については、何年も前に取り替えているが、庭に面したガラス戸は、天井
から床までと長いカーテンが付けられている。 カーテンレールを下の方へ取り付ければ、出来合の物でも
使えるかもしれないが、現在のものはカーテンレールを隠す構造になっているので、雰囲気的に捨てがた
い気がするのだ。

新築の時に、カーテンは馬鹿にならない金額になるという思いがあったが、やはり高いものだった。2軒目
に訪れた店に、まずまずと思われる柄があり、50%OFFとあったので、ヒマで居眠りをしていた店番のお
兄さんを起こして説明を聞いたのだ。

半額の半額くらいならばなあと思うのだが、どっちみち何時かは取り替えなければならないので、思い切っ
て注文した。 今日夕方、寸法を計りにくることになった。店の外へ出て、もう死ぬまでにこのカーテンを取り
替えることは無いなあとカミさんと話しをした。カミさんも当然のように返事をしたのだが、でも、よく考えてみ
ると、26年使用したのだから、来月67歳になり26年経つと93歳だ。あながち可能性が無いということで
はない様だ。カミさんは7歳下だから86歳、今カミさんのおふくろさんは90歳で元気だから、カミさんに関し
て云えば可能性は十分だ。但し、その前に家の方が壊れなければの話だ。

カーテンだけの狭い店で、人1人置いて儲かるのかなと思うのだが、やっているのだから儲かっているのだ
ろう。今日は我々から注文を取ったので、もう居眠りしていても許される。

(’06年3月12日)

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