福井の小さな山歩記


砥村山

砥村山(651.7m)は、志津原の冠荘の駐車場から西を見ると、目の前に見える山だ。林道歩きも
無いし、時間もそう掛からないみたいなので前から登ろうと思っていた。そしたら山の店の旦那が付き
あってくれるということになって、カミさんと3人で登ることになった。

尾根への取り付きは、トイレのある駐車場から赤い橋を渡り、突き当たって左、平野山西徳寺を廻って
尾根の末端から。お寺の境内を通っても登れたし、浄水施設への立派な道も上がっていることが判っ
た。浄水施設への道は、赤い橋を渡ってほんの少し右へ、鉄の扉のある門かららしい。


歩いてきた尾根を振り返る 480mくらいのところか?

青空が広がり、気温は高く雪は柔らかい。順調と云いたいが、私はすぐに呼吸がせわしくなって脈拍
が早すぎる感じになる。だいぶゆっくり歩いて貰ったし、そんなに急なところは無かったので駐車場から
2時間50分で頂上に到着。ちょっと時間が掛かったが私としてはまずまずだ。


砥村山の狭い頂上にて

頂上は狭いが見晴らしは良い。途中からは部子山がよく見えていたが、越前甲や浄法寺、金草岳や
冠岳、白山と一通りは見渡せた。 味噌煮込みうどんはパッとしなかったが、頂いたギョウザと初めて
食べたカマンベールチーズが美味しかった。

帰りのルートは土合皿尾集落の北端近くへ降りるもので、「福井の雪山」によると痩せ尾根で急な
場所があるというので、あまり気が進まなかったが、何せベテランの旦那がいるのでこわごわと付い
て行く。 やはり怖かった。 カミさんと二人なら迷わず引き返して、登ってきたルートを戻っただろう。
それとも距離が長くなっても緩やかな尾根を降りたと思う。


529mピークの手前 ここまで来れば安心

途中尾根が分かれる処で間違いかけたが、旦那がすぐに気がついてほんの少しトラバースする。
529mのピークから先は広い緩やかな尾根となり、お寺の裏辺りに降りた。集落の道路に出たら
皿尾のバス停があった。 駐車場まで2時間位で戻った。無事でなにより。

冠荘で温泉に浸かって帰る。今日はそんなに疲れず、手頃な山だった。


冠荘の駐車場から 左が南峰そして右となりの本峰へ その隣の見えている急な細尾根を右へ下って右端のピークから手前に下る

(’06年2月22日)

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