還暦つれづれ草


今日はミルキングコース

 天候の回復をいいことに、屋根の雪下ろしは梯子を懸けただけでやめて、今日も雪の上の散歩に出掛ける。
雪の上の短い散歩の話ばかりが続くが、今回はミルキングコースをカミさんと歩いた。 1時間から1時間半
で廻れる。 雪がなければもっと短時間で廻れるが、別に競争するわけではないのでゆっくり歩けば良い。
 このコースは’04年6月28日に歩いて、このつれづれ草に載せているので、場所等はそちらを見て下さい。

下市登り口は雪で車が入れず、みくりや清水側登り口に車を停める。自転車が1台置かれていた。自動車
を降りると上の方からラジオの音が聞こえて来た。見上げるとお爺さんが一人、2本のストックを使って長靴
で下ってきた。自転車の主だった。


最初の展望台から 足羽川と日野川が合流するところ

ここは散歩される人が多いと思い、私も長靴で、カミさんは登山靴で、片手にカンジキ片手にストックを持って
登り始めた。 じぐざぐに登る斜面は、融けかかった軟らかい雪だ。 お爺さんの長靴の跡を辿って展望台へ。
雪の福井市街は見渡せるが、今日は白山は見えない。そこから先へはもう長靴の足跡はなくて、何日か前
のほんとに薄いカンジキと思われる凹みが少しの間続いているようだ。そこでカンジキを装着して歩くことに。
足跡の薄い凹みもすぐに消えて、標識も無いのであとは勘で歩くことになる。


寄品大明神の石祠と御神木のけやき

次ぎの展望台も山頂広場というのもどっちの方向か判らないので、雪の無いときに歩いたかすかな記憶を頼
りに、次ぎのピークから歩きやすい処を見ながら下りだした。途中獣の通った幅広の跡があり、人の足跡かと
見間違うほどだ。イノシシだろうか。 私の勘はぴったりと当たって、やがて 寄品大明神の石祠と御神木のけ
やきのある処に辿り着いた。雪の無い時の方が苔蒸していて趣があるように思われた。 ここまで来ればもう
安心だ。そこからしばらく行くと案内標識があって、下市側登り口へ着くことが出来た。

カミさんは全然汗をかかないのに、私は汗びっしょりだ。この違いはどういう訳なのだろう。おかげで私は少し
しか動かないのに、ずいぶんと運動したような気分になってしまう。このところ山へ登るなどの長時間の歩き
がないのでお腹の周りが太くなった様子なのだ。困ったことだ。 明日天気ならば、もっと長時間歩くところへ
出掛けることにしよう。

(’06年1月12日)

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