雪上救助訓練

昨年に続き2回目の雪上救助訓練への参加だ。場所は勝原スキー場の短いリフトの終点の少し広い
処とその前後の斜面を使って行われた。天気は小雪模様といったところで、その辺りは30cmから40
cmの新雪で、なかなか気分がいい。駐車場には県外車が雪を被って数台停まっていた。登山した方
は皆さん午後1時から2時の間に降りてこられて、多くの方が雪山の中で一夜を過ごされたらしい。
今日登られた方は、新雪のラッセルが続き頂上までは行かなかったとのこと。京都の方で帰りの時間
の都合もあったのだろう「皆さんは近くにこんな素晴らしい処があっていいですね」と言っておられた。



シートによる事故者の搬送訓練

救助訓練はまずロープの結び方から、そしてシートによる事故者の搬送を何回か搬送される人を替え
て行われた。私もシートにくるまわれて雪の上を引きずられたが、新雪のためかあまりごつごつ感もな
く背中が冷たいと云うこともなかった。

次ぎは、雪に埋まった人を「細い棒」を雪面に差し込んで、人体に当たったときの感触により探し出す
体験をした。雪に埋まる人も入れ替わって、雪の重さなどを体験した。私はもっぱら突き刺す方をやっ
ていました。



ボートに乗せた事故者を滑車等を使って斜面を引っ張り揚げる訓練

昼食の後は、ボートを使っての事故者の搬送で、これは急斜面を長いロープを使い、滑車なども用いて
引っ張り上げる作業を、斜面を替えたりして何回も行った。これは教える方もめったに経験することでも
ないので、なかなかスムースにはいかない。本来は2人位でひっぱり揚げられるそうだが、なかなか重
くてはかどらない。今日は人数が多いので直接みんなで引っ張れば、あっと云う間に引き上げてしまう
のだが。

でも今日は、それぞれのメニューを繰り返し行えたのでだいぶ勉強になった様な気がしたのである。
すぐに忘れてしまうと云うことではありますけど....。

('03年3月9日)